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モラハラ(モラルハラスメント)を行う加害者の理由は多岐にわたりますが、みなさんはどんな理由を想像するでしょうか。
おそらく、「気が強いから」「自信過剰だから」「他人を見下しているから」といった「偉そう」なイメージを持つかと思います。
もちろん、そういったイメージも間違いではありません。しかし、意外と知られていないのが、モラハラ加害者の「弱い」側面です。
今日はそうした弱い面も含めたモラハラ加害者の5つの特徴をお伝えします。
①コントロール欲求
モラハラをする人は相手を支配し、コントロールすることで優越感や安心感を得ようとします。
これは、裏を返せば、人をコントロールしていないと、優越感や安心感が得られないということです。
つまり、モラハラが自己の不安定さや不確実性への対処方法として現れているのです。
②自己の不安や劣等感
内面的な不安や劣等感を持つ人は、他人を貶めることで自己の価値を高めようとする傾向があります。
これは、自己の問題から目を逸らすための一種の防衛機制です。
例えば、大学受験に失敗し、一流大学に入れなかった夫が、自分よりも格下の大学を卒業した妻に対し、
「お前はバカだから」などと暴言を吐いたりするのです。
③育った家庭環境
少なからず影響しているのが過去の経験です。
例えば、自分の父親が母親にモラハラを行っている場合、その息子がモラハラ夫になる確率はぐっと高くなります。
幼少期から、間違った夫婦関係を学び、夫は妻に偉そうにしてもいいものだ、乱暴な言動で妻を従わせればいいのだ、そういったことを自然に学んでしまいます。
また、親から虐待を受けて育った人も、そのトラウマが解決されず、自分のモラハラ行為として表れることがあります。
④社会文化的な影響
一部の社会や文化では、支配的な行動や他人をコントロールすることが「強さ」の象徴とされることがあり、これがモラハラ行動を助長することがあります。
偏見を恐れずにこれまでの経験でお伝えすると、例えば、工事現場の作業員などの職場は、
言葉が乱暴だったり、先輩が後輩を厳しく指導する職場文化がまだまだ残っています。
また、弁護士や医者など、「先生」と呼ばれる職種の人も、モラハラ気質であることが多かったりします。
特に、弁護士は、相手にマウントを取ってなんぼの仕事です。
ですので、家でも「自分は偉い」、「自分は先生だ」と勘違いしてしまうのです。
⑤感情のコントロールの欠如
ある人は、モラハラをする人は、非常に冷静にモラハラを行為を行っており、「カッとなって、つい・・」とか「感情が抑えられなくなって・・」といことはない、と言います。
しかし、モラハラ加害者はしばしば、自分の感情を適切にコントロールする能力に欠けていて、怒りや不満を他人に向けることで感情を発散させようとしているように感じます。
今やモラハラは男女にかかわらず被害者にも加害者にもなり得る自体です。
今一度、ご自分の夫婦関係を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
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