海を渡ったサムライママ、香純恭の殺陣師な日々。

ニューヨークを拠点に、殺陣とアクションの道場を開設している、殺陣波濤流NY代表の香純恭が、殺陣とアクションやエンターテイメント、アメリカの教育等、殺陣師そして3児の母の視点から持論を展開していきます。

2019年 5月 16日更新

第2回 : 殺陣波濤流NY  5周年祭開催!

毎年の道場周年行事で、一番の大仕事といえば、この周年祭です。1年間、ひたすら稽古に励んできた生徒たちの演武の集大成をお披露目すると共に、殺陣を知らない方、生のチャンバラを見たことが無い方に、殺陣やアクションの楽しさ、奥深さを体感して頂く会でもあります。

ショーケース後に開かれるレセプションパーティーでは、多くの協賛企業にブースを出店していただき、また、ニューヨークの有名シェフが腕を振るってゲストたちを迎えました。おかげさまで、当日会場は満席御礼!特に今年は、当道場が、日米国際交流基金の正式参加団体にも選ばれていたため、身が引き締まる思いで臨みました。

周年祭には、プロのダンサー、俳優、ビジネスマン、主婦、高校生、中学生、小学生など、国も職業もバックグラウンドも違う生徒たちが、一丸となって取り組みます。私がこの国で、本格的な殺陣を広めたい理由にはいろいろありますが、一番は、やはり殺陣を通して、国や宗教や文化の壁を越え、相手を理解し、尊敬の気持ちを持つこと。何度も申し上げますが、殺陣はマーシャルアーツではなく、パフォーミングアーツです。日本の藝道であり、相手があっての自分です。言葉に頼らずに、かつ最高にわくわくするコミュニケーションツールである殺陣を、もっとたくさんのバックグラウンドが異なる人たちと、一緒にシェアし、チャレンジしていきたいのです。

キッズクラス
ティーンクラス

今回は、テーマが「共生」ということもあり、初めてバレエの技術に殺陣の動きを取り入れてみたり、世界初!?オペラと殺陣のコラボレーションを行ったりと、多くのチャレンジがありました。日本人であっても、生の迫力ある殺陣を観る機会はあまりないと思いますので、そんな意味でも、ここニューヨークで開催された殺陣のショーケースは、大好評のうちに幕を閉じることができました。

5月は、新規生徒募集の時期です。これを機に、殺陣を習ってみたいとお考えの方は、ぜひお問い合わせくださいね。

アクションコメディーの演武は、毎年大変人気の演目のひとつ。
NYでご活躍されているシェフが、毎年腕を振るってパーティメニューをおもてなし致します。こちらは人気だった和菓子セクション。
受付には300名様のお土産をご用意し、スタッフがお迎え致しました。
迫力ある殺陣に観客も大興奮!
5周年祭は大好評のうちに終了しました。

2019年 5月 16日更新

皆さんのご意見等ございましたら以下までご連絡ください。

tate@hatoryuny.com

Columnist's Profile

殺陣波濤流NY代表香純 恭(殺陣波濤流NY)

1995年 - 日本の芸能事務所ホリプロ所属。

1998年 - 本格的な殺陣とアクションの技芸を学ぶため、藝道殺陣波濤流高瀬道場に入門、主宰高瀨將嗣氏に正式弟子入り。徹底的に殺陣やアクションの技芸を学ぶほか、アクティング、カメラポジション、カメラアングル、礼節から日本の歴史に至るまで、あらゆる角度から指導を受ける。アクション、スタント、また女優として多数の映像作品や舞台に出演。

2012年 - 2度目の渡米後、2014年に殺陣波濤流NY道場を設立。

2015年 - NYにて本格的に殺陣師、アクション・コーディネーターとして映画や舞台のアクションシーンに携わり、翌年、アクション映画製作プロデューサーとしてユニオン映画制作を開始。初めてのプロデュース短編映画「First Samurai in New York」がLAのアルテミス・ウーマン・イン・アクション・フィルム・フェスティバルにて、武器を使ったアクション部門の最優秀賞を受賞。アカデミー賞に続く登竜門であるNY短編国際映画祭NYプレミア、ニューヨーク・ジャパン・シネマ・フェスティバル、アクション国際映画祭プレミア等、数々の映画祭に選ばれ、アメリカ日本人女性初の殺陣師、アクション・ディレクターとして快進撃を続ける。

2018年 - NY国連本部Peace is、メトロポリタン美術館、NYPD総本部等で演武を披露。

3児の母。NYのサムライママと呼ばれ、地域やメディアの間で親しまれている。

殺陣波濤流NY

2 White oak Cir, Purchase, NY 10577
EMAIL:
tate@hatoryuny.com

次回のコラム

COMING SOON
  • 第3回 : 一流のアクション俳優になるには?役者に武道歴は必要? リアクションとサポーターは相手の為。
  • 第4回 : NYでがんばる俳優シリーズ1
  • 第5回 : NYでがんばる俳優シリーズ2 これから海外で俳優をやるために。
  • 第6回 : アメリカアクション映画業界のホント。
  • 第7回 : 外でこそ、殺陣を。日本人俳優というだけで、何でもできると思われる。
  • 第8回 : 海外での子育てと仕事。
  • 第9回 : 時代劇小説を読もう! 習慣、所作から学ぶ先人たちの生きる力と思いやり。
  • 第10回 : アメリカの俳優ユニオン。メリット、デメリット。
  • 第11回 : スタントマン、殺陣師、アクションコーディネーター、何が違うの?
  • 第12回 : 海外で殺陣を広める意味。仲間の国には銃を向けたくない。