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年末年始における注意喚起

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1 年末年始における安全対策
2 当館に報告のあった邦人犯罪被害
3 「ニューヨーク安全マニュアル」(御案内)
4 呼吸器感染症対策
5 パスポートの残存有効期間に関する注意事項
6 休館日のお知らせ(年末年始及び令和6年(2024年))
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1 年末年始における安全対策
(1)一般犯罪対策
年末年始には、大規模なカウントダウンやニューイヤーのイベントなどが行われ、多くの人で混み合いますが、繁華街など人の往来が多い場所では、スリやひったくり、置き引きなどの窃盗被害、またヘイトクライムや暴力被害に特に注意が必要です。外出の際は、周囲の状況に常に注意を払うとともに、危険を察したら、直ぐに逃げるようにしてください。
なお、不運にも、ひったくりやヘイトクライムなどの被害に遭遇した場合は、相手が凶器を持っていることもあり得ますので、自身の安全を最優先し、決して抵抗したり、反論したりせず、直ちに警察に通報するようにしてください。
また、旅行など自宅を留守にする場合は、ドアや窓の施錠を徹底し、要すれば信頼できる近隣や管理人に声を掛けるなどの対策が有効です。
【御参考】
(ニューヨーク市警察:ホリデーシーズンにおける注意点など)
https://www1.nyc.gov/assets/nypd/downloads/pdf/crime_prevention/4625-11-20-20-holiday-flyer.pdf 
(ニューヨーク市:犯罪マップ)
 https://maps.nyc.gov/crime/ 
(2)テロ対策
 欧米では、近年、警備や監視が手薄で一般市民が多く集まる場所(ソフトターゲット)を標的としたテロが発生しています。当地では、過去、クリスマスや年末年始シーズンに、タイムズスクエアにおける爆発事件(2017年)、タイムズスクエア付近における警察官襲撃事件(2022年)が発生しています。年末年始に観光施設、観光地周辺道路、イベント会場等を訪れる際は、周囲の状況に注意を払い、先ずは出口や非常脱出口の確認を行い、また不審な人物を見かけたり、変わった素振りを察知したら速やかにその場を離れたりする等、その場の状況に応じた安全確保に留意してください。万が一、テロに遭遇してしまった場合は、警察官等の指示に従って冷静に行動するように努めてください。
※外務省HP(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C058.html では、テロの対処方法等を紹介していますので、御確認ください。
(3)イスラエル・パレスチナ武装勢力間の衝突に伴う抗議活動
全米各地において、パレスチナ支持団体及びイスラエル支持団体による抗議活動が頻発しており、年末年始にかけても抗議活動が行われる可能性がありますので、最新の中東情勢を踏まえつつ、引き続き不測の事態に巻き込まれることのないよう、デモや集会が行われる可能性のある場所や宗教施設等には目的なく不用意に近付かず、また多くの人が集まる場所では付近の状況にいつも以上に配意するなど、十分御注意ください。

2 当館に報告のあった邦人犯罪被害
 以下は、今年、在留邦人の方から情報提供のあった被害報告です。御参考までに共有しますので、被害に遭わないよう十分お気を付けください。
(1)3月中旬、夕方、Fulton Street駅の階段を降りていた男性観光客が、突然背後から男2人に気を失うまで頭部を殴打され、金品を含む所持品を強盗された。
(2)3月下旬、朝、6th Aveの16th Street付近を通勤のため歩行していた女性が、前方から歩いてきた男から突然右頬を叩かれた。
(3)4月下旬、夕方、Times Sq駅の階段を降りていた女性が、突然、5〜6人の女に背後から押された。一緒にいた友人が女達に注意したところ、無言で立ち去った。
(4)4月下旬、夕方、フィラデルフィア市地下鉄Market-Frankford線15番街で降車した女性とその子供2名が、ホームにいた男4人から突然「ここから出ていけ」と暴言を吐かれ、菓子袋及びペットボトルに入った牛乳を投げつけられた。男達は早口で罵り、立ち去った。
(5)6月上旬、夕方、11th Aveの44th Street付近を歩行中の女性が、付近を徘徊していた女を追い越した際、その女に突然背後から髪を引っ張られ、地面に突き飛ばされた上、後頭部を殴打された。周囲の人が警察へ通報したが、警察が到着するまでの間、女は信号待ちの車のボンネットに乗っかる等の不審な行動を取っていたが、到着した警察官に身柄を拘束された。
(6)9月上旬、夕方 、Chinatownを女性がCiti Bikeで走行中、突然、男から空き缶を投げつけられた。幸い、空き缶は当たらず、男が襲いかかろうとしてきたため、その場から離れた。
(7)9月中旬、深夜、フィラデルフィア市を観光中の男性が、男に旅券、現金、クレジットカード及び免許証が入った鞄をひったくられた。
(8)10月上旬、ブルックリン9th Ave付近を買い物のため徒歩で移動していた男性が、男から動画を撮られた上、侮辱的な発言をされたため、Youtuberかと聞いたところ、突然顎を殴られた。
(9)11月中旬、夜、ロングアイランドシティの地下鉄コートスクエア駅構内を改札に向けて階段を上っていた男性が、薬物使用が疑われる男に突然襲われ暴行を受けた。邦人男性に怪我はなかったものの、着用していたコートが破れる被害があった。

【御参考】ニューヨーク市の犯罪発生件数
 2023年の11月末までのニューヨーク市内の主要犯罪(強姦、強盗、暴行・傷害、侵入窃盗、窃盗、車両窃盗)発生件数は114,250件で、前年度同期間比0.5%減少し、全体的に横ばい傾向にあります。また、同期間のアジア人に対するヘイトクライムは48件発生し、昨年比40.0%減少となっています。

3 「ニューヨーク安全マニュアル」(御案内)
 当館ホームページには、当地での生活に役立つ「ニューヨーク安全マニュアル」(https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j5/index.html )を掲載しています。同マニュアルの「事件や事故に巻き込まれたら」(https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j5/07.html )には、緊急時の連絡先等を掲載していますので、御活用ください。万が一、犯罪被害に遭われた場合は、警察に被害を届け出るとともに、当館にも情報提供いただきますようお願いします。

4 呼吸器感染症対策
冬季に入り、各種の呼吸器感染症が増えています。感染症を引き起こす病原体としては、新型コロナウイルス、季節性インフルエンザ、RSウイルス、アデノウイルス、ライノウイルス、マイコプラズマなど様々なウイルスや細菌があり、原因の特定には検査が必要です。代表的な症状として、発熱、鼻水、のどの痛み、咳、筋肉痛、関節痛、頭痛、だるさなどがあり、ほとんどの場合は軽症ですが、幼児や高齢者、免疫力の弱い人は重症化し肺炎になることがあります。ウイルスや細菌は、感染した人が咳やくしゃみをし、その飛沫又はエアロゾルと呼ばれる水分を含んだ粒子を吸引するか、感染者の目や鼻、口に直接接触することで感染します。また、手を洗う前に、汚染された表面に触れた手で顔に触れたりすることでも感染します
。これら感染予防には、うがい、手洗いの励行、適切なマスクの着用が役立ちます。なお、病院や薬局などにおいて、インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルスの予防接種を受けることが可能です。

5 パスポートの残存有効期間に関する注意事項
パスポートの有効期間に御留意ください。
毎年、年末年始の長期休暇や急な出張の際に、パスポートが失効していたり、渡航先国で必要な残存有効期間が足りずに出国できなかったりするケースが報告されています。
パスポートは、残存有効期間が1年未満になると新しいパスポートに切り替えることができます。申請から交付までには1週間かかりますが、年末年始は窓口の混雑が予想されますので、残存有効期間が1年未満の方は、急な渡航・不測の事態に備え、早めの申請を御検討ください(要予約)。
【当館ホームページ】(パスポート(旅券)申請について)
 https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00472.html

6 休館日のお知らせ(年末年始及び令和6年(2024年))
(1)年末年始の休館日は以下のとおりです。年内は12月28日(木)まで、年明けは1月4日(木)から開館となります。
  12月25日(月) クリスマス
  12月29日(金) 年末休暇
 (12月30日(土) 年末休暇)
 (12月31日(日) 年末休暇)
 ( 1月 1日(月) New year's Day/元日)
   1月 2日(火) 年始休暇
   1月 3日(水) 年始休暇
(2)令和6年(2024年)の休館日は、以下の当館HPで御確認ください。
 https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/l/02.html


 
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在ニューヨーク日本国総領事館
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TEL:(212)-371-8222
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  • Posted : 2023/12/11
  • Published : 2023/12/11
  • Changed : 2023/12/11
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