びびなび : ニューヨーク : (アメリカ合衆国) New York

メトロポリタン・オペラ2024/25 シーズン　
第２回 鑑賞会・勉強会 『Fidelio フィデリオ』

今シーズン第2回目は、ベートーヴェンの名作『フィデリオ』です。鑑賞会が3月12日（水）午後７時から、直前勉強会は、3月11日（火）午後６時からです。

オペラの世界には勇敢な女性が多数登場しますが、最も勇敢なのはベートーヴェン作『フィデリオ』のレオノーラだと思います。彼女は2年間も行方不明になっている夫、フロレスタンが幽閉されているらしい監獄を見つけ出し、男と偽って看守助手としてそこに就職し夫を救い出す手立てを探ります。ある日、そのチャンスが訪れるのですが、それはあまりにも大きなリスクを伴っていました。さて、顛末は…。

『楽聖』とも呼ばれる音楽家ベートーヴェンは、有名な九つの交響曲とたくさんの器楽曲、そしてあまり知られてはいませんが多数の歌曲を作曲しました。しかしながら、オペラはただ一つだけ、『フィデリオ』です。どんな事情でオペラはひとつだけなのでしょうか？　ベートーヴェンの交響曲がそうであるように、『フィデリオ』には従来のオペラと比べて革命的な違いがあるのでしょうか？　そして、このオペラにベートーヴェンはどんな思いを込めたのでしょうか？　皆様とご一緒にオペラを勉強しながら、このような質問の答えを見つけたいと思います。

主役のフィデリオ役は、類稀なる大輪のソプラノ、ノルウェー出身のリーゼ・ダビッドセンが歌います。リーゼ・ダビッドセンは、つい最近、双子を妊娠していることを発表し、しばらくの間歌手としての活動は休むことを宣言しました。私たちの鑑賞会は、彼女の出産前の最後の舞台の一つとなります。（ラッキーです！）相手役は、イギリス出身のテナー、デイビッド・バット・フィリップ。そして、脇を支えるバス、バリトンの３人の男性陣が圧倒的に素晴らしくて、重厚なオペラになること間違いありません。ベテランの女性指揮者、スザンナ・マルッキが指揮台に立ちます。

お席は、およそ２割引で、グランドティア（２階）を用意いたします。ここからは舞台全体が良く見渡せ、歌手との距離感も近く、また音響も素晴らしいです。この機会に、ニューヨークの宝物ーメトロポリタン・オペラにぜひ足をお運びください。（『オペラの楽しみを探ろう！』発起人会代表　伊藤澄子）

■ オペラ鑑賞会
日 時：2025年3月12日（水）午後7時開演（現地集合 6時半）
場 所：Metropolitan Opera House（交通アクセス）
参加費：日本クラブ会員 $ 155 / ノン・メンバー $ 165（Grand Tier Balance 席）
定 員：20名様限定

■ 直前勉強会
日 時：2025年3月11日（火）午後6時～
場 所：日本クラブ
参加費：クラブ会員 $ 15 / ノン・メンバー $ 25（※1ドリンク付）

参加お申し込みはこちらから
https://form.jotform.com/Nippon_Club/met-202425-fidelio

申し込み締め切り日は、いずれも 3月10日（月）です。